前回は主に2つの筋繊維(ミオシン・アクチン)で筋繊維は構成されているという話をしましたが、じゃあどうやってこの筋繊維が働くのかというお話をしたいと思います。
まず、活動電位が発生し、神経細胞の末端からアセチルコリンが放出され、その後T管を通じカルシウムイオンを放出し・・・・・・・・・・・・・・・・
と色々と難しい事が書いてあるのですが、簡単に言うと脳から筋肉を動かせ!という指令があるとその伝令が筋肉に伝わり、ATP(アデノシン三リン酸)というものが出て、筋肉を収縮させるという事です。
このATPというものはミオシンヘッド(クロスブリッジ)というものを形成します。
これのミオシンヘッド(クロスブリッジ)が何をするかというと、要は前に話したミオシンの筋繊維がアクチンを中央に引っ張り筋肉を収縮させます!
前回のミオシンの繊維から教科書的にこのような突起物がでて、アクチン繊維を中央に引っ張る。これが、全ての筋節で起こるため筋肉が収縮しているというのがフィラメント滑走説です。この業界(理学療法士)の部門でもそうですが、この説が有説などの記載が多くあり、やはりまだ全て解明出来ていないのだなと思います。10年後に全く違うものになっていくかもしれませんし、これを記載する事で自分自身の勉強にもなるかと思っていますので、まあ今はこのような考え方でこのように考えられているのだなと思っていただければと思います。
まとめ:ATP(アデノシン三リン酸)=筋肉を収縮させるのに必要な物質。
:ミオシンヘッド(クロスブリッジ)=アクチン繊維を中央に引っ張る役目
:フィラメント滑走性=ミオシン繊維がアクチン繊維を中央へと引っ張り事により筋肉を収縮させている。
参考文献
(Jared W.Coburn, MohH.malek NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識第2版, 2014年8月1日)