以前はてこの原理というものについて書かせていただきました。筋肉が収縮することによって骨を動かす。この働き(てこの原理)によって、私たちの体を動かしているというお話でしたが、今回はその筋肉がそれぞれの特性によりタイプに分けられており、それについてお話していきます。
今回は本当に軽くお話させていただいて、次回から文献などを用いて細かい話をしていこうと思います。
筋繊維のタイプは3つに分かれており、タイプⅠ・タイプⅡa・タイプⅡx とそれぞれの特性により分類されています。
一つ目がオレンジの丸のタイプⅠ筋繊維です。遅筋という言葉はお聞きしたことがあるかもしれません。赤色の筋繊維で、持久系の筋肉と言われます。あまり聞いたことがないかもしれませんが、SO(slow-oxidative)繊維とも言われます。
2つ目に右の紫の丸がタイプⅡx繊維と言われ、よく聞く白筋とか瞬発系の筋繊維と言われていますね!FG(fast-glycolytic)繊維とも呼ばれます。
最後に、真ん中の青の丸ですが、タイプⅡa繊維と言われるものです。上記2つの筋繊維の特徴を持ち合わせている筋繊維で中間筋と言われます。FOG(fast-oxidative glycolytic)もしくはFO(fast-oxidative)繊維と呼ばれています。なんとなく、遅筋と速筋を足したような英語ですよね。
タイプⅠ、タイプⅡa、タイプⅡbと書いているものもありますが、私はこのような分類で書いていきます。詳細についてはまた次回書いていきます。
前のブログの内容に戻りますが、筋肉を動かすためにはATPというものが必要で、それを作る過程(エネルギー供給機構)を今後説明していきたいと思いますが、それを理解するとなぜこのように筋繊維が分けられているのかわかってくると思います。
今日は筋繊維は3つに分かれているんだなとなんとなく覚えていただければと思います。
次回からは文献を使い、もう少し細かく話していきたいと思います。
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