パーソナルトレーニング専門ジム|神戸・大阪

Web予約
アクセス
TEL
Instagram
LINE
トレーニング理論 基礎

バイオメカニクス ⑦(速さー張力曲線)

前回は、長さー張力曲線について説明しました。

筋肉が力発揮する際には筋節に適切な長さがあり、それにより筋力の力発揮が異なるというお話でした。

今回は、速さ(筋収縮)ー張力曲線について説明していきたいと思います。

まず、速さー張力曲線の図を見ていただきたいと思います。

まず、この図が何を説明しているかというと、青色の縦の線は筋張力を表しています。

筋の収縮様式では張性>等尺性>短縮性の順に力発揮が大きくなるということです。

例えば、スクワットを行うとき、下に降りる動作では伸張性、下で留まる動作を等尺性、上がる動作は短縮性になります。

聞いたことがあるかもしれませんが、降りる時は3−4秒で降りて、上に上がる時は2秒ぐらいで上がるのが一般的ですが、なぜこのように降りるときに上がる時よりも時間を長く行うかというと、伸張性の時の方が短縮性よりも筋の力発揮が大きくなるからです。

次に、この図は筋収縮の速さと筋張力について説明しています。

この図は少し変わっていて、オレンジで囲ったところが収縮速度が0、等尺性の筋収縮になります。

そして、左右に移動するにつれて筋収縮が早速くなった時の筋張力を表しています。

図を見てもらうとわかりますが、伸張性は収縮速度が速くなってもあまり筋の力発揮が変わりませんが、短縮性では収縮速度が速くなると力発揮が弱くなるということになります。

上記のスクワットの例ですが、伸張性の方が短縮性より筋の力発揮が大きくなるため、短縮性よりも伸張性よりも長く行った方が効果的です。

それに加え、短縮性(スクワットで上に上がる動作)で速く行うと力発揮が小さくなる=力発揮が弱いため、関節の安定性が低下し、怪我のリスクが大きくなります。

今回は筋の速さー張力曲線について説明しました。

次回は水中でのトレーニング、チューブトレーニングのメリット・デメリットについて説明していきたいと思います!

コメント

この記事へのコメントはありません。

関連記事

  1. バイオメカニクス ⑦(速さー張力曲線)

  2. バイオメカニクス⑥(筋活動様式と長さー張力曲線)

  3. バイオメカニクス ⑤ (トルク・モーメントアーム)

PAGE TOP
TEL