今回は最後のエネルギー供給機構の酸化機構について説明していきます。
前回は解糖系の説明をしましたが、解糖系は血中グルコース、筋中グリコーゲンを使いATPを産生していきます。
このようにグルコース、グリコーゲンがピルビン酸・乳酸に変換された後、一方が肝臓にいき、一方はクレブス回路にいきます。
クレブス回路に入ったピルビン酸はアセチルCoAに変換され、そこでぐるぐると回りながらATPを産生していきます。
重要なポイントは、クレブス回路はミトコンドリア内で行われているということです!
また、グルコース・グリコーゲンだけではなく、糖質と一緒にアミノ酸(タンパク質)や脂肪酸(脂質)も使いATPを産生していきます。
以上、①ホスファゲン機構 ②解糖系 ③酸化機構 と3つのエネルギー供給機構について説明しました。
ATPの供給速度は ①ホスファゲン機構 → ②解糖系 → ③酸化機構 の順番で供給速度が早いです。
ATPの産生量は ③酸化機構 → ②解糖系 → ①ホスファゲン機構 の順番でATPの産生量が多いです。
ATPの供給速度はホスファゲン機構が一番早いが、ATPの産生量は少なく、一方、酸化機構ではエネルギーの供給速度は遅いが、ATPの産生量は多いということになります!
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